スマートドール & ダニー・チュー

MIRAI株式会社の代表ダニー・チュー (DANNY CHOO)です!

「WE BECOME WHAT WE THINK ABOUT」(人は自ら思い描いたとおりの自分になる)という名言があるように、僕は寝ている時も、起きている時も常にスマートドールのことで頭がいっぱいです。スマートドールたちは可愛いので仕方がないですが ^^;;
なので、自己紹介ページとスマートドール紹介ページを合体させました。

スマートドール」というファッションドールを独自で開発して販売しています。人形本体も、アパレルも全て日本国内で手作りしています。
僕は経済産業省クリエイティブ産業国際展開懇談会の委員や内閣官房のクールジャパン戦略推進会議の委員を務めたり、日本の「クールジャパン」を世界に発信する取り組みをしていることから、スマートドールはメイド・イン・ジャパンで拘ります。

>クールジャパン官民連携プラットフォーム構成員一覧

スマートドールはどのように作られているのかはこの動画でご覧できます。

スマートドールとは

スマートドールは老若男女とわず、肌色問わず、クリエイターの創造性を高め、日本文化とカワイイ物への理解がある人たちのライフスタイルを豊かにする新しいジャンルのファッションドールです。

スマートドールは日本国内で生産されているだけではなく、日本特有のデザイン原理も取り入れています。僕たちは侘び寂びとして知られている「禅」の日本的美意識の中の3つに焦点を当てています。

  • 不均整 - 不完全と左右非対称の美。
  • 自然 - 誇示やわざとらしさが無い様。
  • 脱俗 - 俗気がなく、型にはまらない様。

不完全性も適切な量が集まり、相互補完すれば美しさが産まれる、というのが「侘び寂び」の概念で、スマートドールのデザイン工程やビジネスモデルでは常に侘び寂びを意識しています。

日本との出逢い

イギリス(ロンドン)で生まれ育った僕は、セガ・メガドライブなどのゲーム機や「超時空要塞マクロス」などのアニメを通して日本文化に出逢いました。

日本のこともっと知りたいと思い、日本語を独学し始めた。当時、インターネットがなかった時代だったので、日本のコンテンツを入手するには、ロンドンにあった2軒の日本本屋さんに行くことになる。

その本屋さんたちでアニメ(ルパン三世)や漫画(らんま)、アイドル(西田ひかる)、ドラマ(ひとつ屋根の下)やバラエティ番組(なるほどザ・ワールドや空耳アワー)に出会い、「日本に行かなきゃ!」と思い、日本語を独学しながらいくつかの日本飲食店で賞金稼ぎすることに。バイト中に日本語を使う機会も増え、妻にも出逢った。

独学で日本のコンテンツは理解できるようになったものの、口語的な日本語だったので、社会で成功するにはちゃんとした日本語を勉強しないといけないと思い、ロンドン大学で言語を専攻することに。

バイトの報酬で、毎年日本に行くことができ、残ったお金はほとんど秋葉原で消え、滞在期間はほとんどお弁当。イギリスに帰るのは名残惜しくて、いつか日本で生活して仕事したいと思いました。

写真 : ロンドンの日本飲食店、ロンドン空港でJALのアルバイトで賞金稼ぎがスタート。稼いだお金は日本への飛行機代。

ITのバックグラウンド

卒業後、IT業でのキャリアが始まり、ロンドンでは日本航空のコンピューター・エンジニア、東京では科学雑誌ネイチャーのウェブ・マーケティング、アマゾンではウェブサイトマネージャー、マイクロソフトではプロダクトマネージャーを務めた。アマゾンでは、amazon.co.jpのウェブサイトマネージメントが全面的に任されるだけではなく、ベゾス氏自信のプロジェクトマネージメントも担当することになった。

写真 : 僕の右ではアマゾンの創業者ジェフベゾス氏、僕のすぐ後ろには今もアマゾンジャパン代表を務めるジャスパー・チャン氏。

MIRAI株式会社の始まり

2007年に脱サラし、MIRAI株式会社を起業。当時はコロンビアジャパン、ディズニージャパン、ソニーなどの企業のウェブコンサルティングをしながら、日本文化を世界に発信するブログ「カルチャージャパン」を運営。

カルチャージャパンは多く海外ジャパンファンを引き寄せ、いつの間に多くのアニメ企業と一緒に仕事することに。2011年に経済産業省のコンサルタントとして起用され、2013年には経済産業省クリエイティブ産業国際展開懇談会委員、2015年に内閣官房のクールジャパン戦略推進会議委員として、「クールジャパン」をテーマとしたアドバイザー活動は今も続けています。

写真 : 経済産業省クリエイティブ産業国際展開懇談会の委員を務めるバンダイナムコゲームズ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ホリプロ、角川、講談社、伊勢丹、三井不動産、TBS、ギャガ株式会社等の代表との集合写真@経産省。

アニメとゲーム業界の仕事

アニメやゲーム業界のいろんな方とお仕事できるようになり、彼らなしではスマートドールというブランドはここまで築くことはできなかったでしょう。

写真 : アニメ業界で一緒に仕事ができた一部の方々。左上から右下まで(順不同)

  • 井上 伸一郎氏 (株式会社KADOKAWA上級顧問 エグゼクティブ・フェロー)、富野由悠季氏(アニメ監督・脚本家『機動戦士ガンダム』など)。
  • 石川光久氏 (株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長『進撃の巨人』、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』など)。
  • 佐藤 大氏 (脚本家、音楽家『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『カウボーイビバップ』、『交響詩篇エウレカセブン』など) 。
  • 清水浩代氏 (株式会社壽屋取締役副社長『フレームアームズ、フレームアームズ・ガール』、『メガミデバイス』など)。
  • でじたろう (株式会社ニトロプラス代表取締役社長『STEINS;GATE』、『PSYCHO-PASS サイコパス』など)。
  • 安藝貴範氏 (株式会社グッドスマイルカンパニー代表取締役社長、『なんどろいど』、『ブラック★ロックシューター』など)。
  • 内田健二氏 (サンライズ代表取締役会長、『機動戦士Ζガンダム』、『コードギアス』など)。
  • 大河原邦男氏 (メカニックデザイナー、『科学忍者隊ガッチャマン』、『機動戦士ガンダム』、『装甲騎兵ボトムズ』など)。
  • 神山 健治氏 (監督、脚本家、『AKIRA』、『魔女の宅急便』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』など)。
  • 鵜之澤伸氏 (バンダイナムコホールディングス執行役員、『機動警察パトレイバー』、『THE IDOLM@STER』、『ゴッドイーター』など)。

MCのお仕事

時たま、海外と日本の架け橋MC役に指名され、多くのアニメプロデューサー、アニメ声優、歌手などの担当をさせていただいています。
写真 : MC担当した一部の方々。左上から右下まで(順不同)

  • 西川貴教氏 (歌手、作詞家、俳優、声優)、古澤佳寛 (STORY株式会社 代表取締役社長、東宝株式会社 映画企画部 プロデューサー『僕のヒーローアカデミア』、『君の名は』)。
  • May'n (歌手『マクロスF』シェリル・ノーム歌担当など)。
  • 平野綾 (声優、女優、歌手、『涼宮ハルヒの憂鬱(涼宮ハルヒ役)』、『DEATH NOTE(弥海砂役)』など)。
  • ももいろクローバーZ (4人組ガールズユニット、『ちびまる子ちゃん 「おどるポンポコリン」主題歌』など)。
  • FLOW (5人組ロックバンド、『交響詩篇エウレカセブン COMPLETE BEST』、『コードギアス 反逆のルルーシュ O.S.T. 2』、『BEST HIT NARUTO』など)。
  • Gackt (シンガーソングライター、俳優。テレビドラマ、テレビアニメ、歌など)。

新しい市場の開拓

2012年に弊社のマスコットキャラクター「末永みらい」をモデルにしたファッションドール「スマートドール」の3Dモデリングが始まり、2014年6月になんとか自宅での生産体制が整え、「スマートドール 末永みらい」を発売。世界展開を意識した家族のための商品開発を取り込みしていることから、お子さんの両親たちが理解し難いホビー要素を取り除いた結果、現在の注文の多くはお子様のためという目標まで辿り着いた。世界のお子さんの日本ファンはこうして増え続けていると信じています。

子供たちの監修で開発している理由

親たちが高額な人形をお子さんのために購入している理由をできるだけ訪ねています。主な理由は「子供のクリエイティビティ(創造性)のためへの投資」との答えはほとんど。発売以来、お子さんの厳しい監修を元に、応力の吸収や保持力などの要素を考慮して設計を進化させています。その結果、多くの教育機関にも教材としてスマートドールを導入しています。

教育現場にも

スマートドールはKADOKAWAコンテンツアカデミーをはじめ、山梨学院高東洋美術学校などでモデルとして起用され、アメリカの中学校ではSTEM教材として起用されています。

スマートドールのパートナーたち

スマートドールはこれまでに、日本政府や伊勢丹、ソニー、紀伊国屋、サンライズやバンダイなどの日本企業とコラボ企画を実施し、ハリウッドスタジオではワーナー・ブラザーズとのキャラクター展開も実現しています。

設計から製造まで日本国内

日本の玩具輸出産業は、戦後の日本復興に大きな役割を果たしました。特に、プラスチックやビニール技術の進歩に伴い、玩具産業は例外的な成長を遂げた。しかし、アジア諸国の製造業の発展に伴い、玩具の生産は次第に日本から遠ざかっていった。

その結果、日本の玩具製造工場はほとんどが倒産し、現在も操業している工場はほんの一握りとなっています。僕たちは幸運にも、スラッシュ成形と呼ばれる工程を経て、60年代から変わらない方法でスラッシュ成形しているいくつかの工場と協力することができました。

スマートドールは、日本文化に大きな影響を受け、日本で生産し続けることが重要だと考えています。僕たちの本社は東京にあり、製品の品質と安全性を厳しく管理するためにも、日本での生産は不可欠なのです。

ミニチュアアパレル

スマートドールは人形本体だけではなく、アパレルも開発して販売しています。元人間アパレル業界のスタッフが手がける設計のため、「人形服」ではなく、「人間のミニチュアアパレル」という概念で設計しています。そのため、閂止めやロックなどを施し、堅牢度確認など、人間服と変わらない工程で北九州や岩国、岐阜などの工場で手作りしています。

医療機器

人間は生きている限り、いつか病気と向き合うことになる。もしくは、生まれつきで病気と付き合うことになる。弊社は病気を患っているスマートドールオーナーに、ストーマ袋やインスリンポンプ、人工内耳、補聴器、義足、松葉杖のような医療機器や医療器具を無償で提供しています。少数派のニーズは、多数派に伝えるべきだと感じています。なので、これからもスマートドールというプラットフォームを使って、そのニーズを伝えていきたいと思っています。

不完全の美

スマートドールの根底にあるのは、「不完全を美とする」という侘び寂びのコンセプトです。ソーシャルメディア上のタイムラインによって、人間は自分の姿に物足りなさを感じたり、今あるものに不満を感じたりしますが、スマートドールは、他人が望む姿ではなく、自分らしく生きることを思い出させてくれるような製品を開発し続けることが重要だと感じています。

僕は、母斑や白斑、火傷の傷跡など、皮膚疾患を抱えて生きている人たちの意識を高めたいと思いました。残念ながら、このような疾患を持つ人々の中には、疎外感やいじめによって心に傷を負っている人がいます。他の人(あるいはソーシャルメディアのタイムライン)の目を気にして、自分の見た目を変えたり隠したりする必要はないのです。

ヴァリアント(母斑)、リバティ(白斑)、サバイバー(火傷の傷跡)は、僕たちのキャラクターの中で最も売れていない商品ですが、売れ筋のキャラクターの補充するよりも、これらのキャラクターの存在は僕達にとっては重要なので優先的にいつでも買えるようにしています。

スマートドールのメディア報道

スマートドールのコンセプト、デザインやビジネスモデルは、CNN、ブルームバーグ、CBS、KTLAなどの海外ニュース番組だけに留まらず、新聞やライフスタイル雑誌などでも取り上げられています。

国内報道にも

海外メディアだけではなく、国内では様々なバラエティー番組にも紹介されています。これまでは、「世界ふしぎ発見!」、「今、この顔がすごい!」、「じゅん散歩」などで取り上げられ、また、多部未華子と吉田羊が出演するテレビドラマ「ドS刑事」にも出演しました。

学んだことは共有するスタンス

国内外の教育機関やモバイル通信展「モバイルワールドコングレス」などのイベントで、普段ファッションドールと接点のない方達にスマートドールのビジネスモデルについて講演してきました。事業展開で学んだことは、企業秘密にしても、社会の発展につながらないと考えています。僕のインスタやスマートドールの通販サイトでは、制作工程を隠さず公開し、講演ではもっと細かく説明しています。

スマートドールを世界へ

イギリスをはじめ、ドイツ、マレーシア、インドネシア、シンガポール、タイ、台湾、香港、アメリカ各地などのイベントでブースを展開し、海外の皆さんとのつながりを築づいてきました。コロナが終息に向かい、早く皆さんにまた会いたいですね。

お隣のスマートドールオーナー様

赤い点は最近の注文を表しています。近年の注文では、他のスマートドール・オーナーも同じ町、同じ通り、そして同じアパートに住んでいることが多くなっています。

#TEAMSMARTDOLL

多様な世界に向けたスマートドールは、多様なチームによってしか作れないと信じています。そのため、僕たちのチームは、日本が好き、かわいいものが好きという理由で東京に集まった、世界各国の人々で構成されています。機械工学、プログラミング、建築、アパレルデザイン、食品、小売など、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。

ファッションドールが好きな人はもちろん、これまでファッションドールに興味がなかった人も、このチームに参戦しています。なぜなら、もしドールが好きな人だけを採用したら、既存のドール所有者にしか販売方法がわからず、逆にドールに詳しくない人だけを採用したら、確かな製品を作ることができないからです。

会社概要

会社名     MIRAI株式会社
設立      2007年
資本金     500万円
従業員数    19名
代表者     代表取締役社長 ダニー・チュー
事業所     MIRAI株式会社 東京都品川区西五反田 西五反田ビル3-6-33
主要取引先   内閣官房/経済産業省/国道交通省/三越伊勢丹/コナミ株式会社/株式会社KADOKAWA/紀伊国屋/株式会社バンダイナムコホールディングス/ブシロード/キングレコード/ソニー・コンピュータエンタテインメント/ディズニージャパン/電通など/ワーナー・ブラザーズなど。

事業内容

  • COOL JAPAN関連イベント展開
  • テレビ制作
  • スマートドールの企画、開発、製造、販売

SNS

海外渡航先で、あなたはスマートドールオーナーは出会えるかもしれない。その時はよろしくと伝えてください^^。

生産から出荷まで全て日本国内

スマートドールは弊社の東京事務所から発送

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